山村留学で田舎暮らし

ゲームについて

　「田舎に来たからには、何でもかんでも外で子供を遊ばせたい」、とは決して思わない。何かをさせたいとかいう時限の話ではなくって、環境を整えてあげたいと思っているだけだからだ。ようするにアナログもデジタルも両方目の前においてあげたいって事。
　そりゃ、大自然の中でのびのびと、とは思うけど、子供の性格や気質なんか、親の思うとおりにはなかなかいかない。いくら親が北海道の田舎で、屋外で思いっきり遊んでほしいと願ってみても、子供がゲーム好きで読書が趣味だったりしたら、「外で遊べ！」という親のせりふは、かえってプレッシャーになるだろう。

　アナログとデジタル。。

　音楽業界では、現在、プレーヤーの質が低下していって、歯止めが利かないという。まぁ、そうだろう。これだけシンセサイザーの性能がよくなると、業界のトッププロでも本物とシンセの音色の区別がつかないからだ。もちろん私にもつかない（笑）。
　私も指導中、こんなせりふが子供たちには何よりの発奮材料になった。

　「下手なお前らなんかより、俺が作ったトラックの方がぜんぜん音がいいぞ？」

　しかし、だからといって、本当に「アナログはもういらない」とは思っていない。アナログにはアナログのよいところがいっぱいあるからだ。お互い喧嘩せず、よりよい形を目指せばいいのにな、というのが正直なところ。
　たとえばチェスではデジタルがアナログを超えてしまった。人間の世界チャンピオンがコンピュータに負けてしまったのだ。じゃぁ、チェスをする人がゼロになったかというと、そんなことはない。うまく口では説明できないけど、パソコンがチェスをするという行為と、人間のそれとは意味がぜんぜん違うからだ。

　で、話はそれたけど、私は子供が田舎に来てまでゲームをすることに、なんの抵抗もない。好きなものはしょうがないでしょうに（笑）。せっかくだから、とは思うけど、ゲームだって質の高いものはいっぱいあるもの。なぜそんなことわかるかって？囲碁将棋だけじゃなく、ゲームも一緒にやってるからさ（＾＾；　あれって大人でも結構楽しめるよ（爆）？
　

あなたにおススメの記事