山村留学で田舎暮らし

　帰宅時間は早くて８時。管理職だから当たり前と言えば当たり前。組織の中には、帰れなくって施設に何泊もする人もいる。
　それでも東京にいるときに比べたら随分ましだ。子供と朝食を食べれるし、風呂に親子で一緒にはいれる。私は仕事のストレスを一切家庭に持ち込まないタイプ。今は理想に近い生活が出来てうれしい。
　私は仕事に関して、法律をかざして仕事をしない人が嫌いだ。週４０時間以上の雇用は法律違反なのは分っているけど、たとえばスポーツ選手なんかは、睡眠もトレーニングだから、２４時間勤務といってもいいと思う（笑）。
　仕事は仕事。するのなら生活の糧を得る手段だから一生懸命にやる。出来ることは全部やりたい。もちろん自分のキャパを超えない程度にね（＾＾；

　私が覚えなければならない事務の仕事は置いておいて、一番のネックは「相談業務」。これは専門職だし、相当高度な知識と技術がいる。看護婦の知り合いが欲しいところだが、東京ならまだしも、ここらではそれは無理。厳しいったらありゃしない。

　そして、事務職として、現場に入ることを私はやめた。邪魔なだけだし、何か仕事を頼まれても困るからだ。私の仕事は、現場が円滑に回って、職員が気持ちよく仕事が出来るように環境を整えることだ。もちろん金は回ってこないから、全部頭で解決しなければならない。これはこれで楽しい。パズル的要素が強いから、ある意味囲碁将棋に似ている部分もある。
　でも、多くの職場がそうであるように、一番の問題は人間関係。介護に携わる人たちでも、やっぱり、合う、合わないがある。女性が多いから、この傾向はさらに強い。感情論では対抗できないしね（＾＾；
　
　ゆとりがまったくないが、数年は大丈夫だろう。落ち着いたらゆっくり本を読みたいな、と今は思っている。

　６０兆の細胞にどれだけのものが入るかの挑戦は、まだ始まったばかりだ。

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