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暮らし・住まい  |札幌市北区

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2006年06月24日

山開き

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 ピンネシリの道の駅を通過した時のことだ。妙な人だかりが出来ていたので、ちょっと寄ってみることにした。

 乳製品などを売るコーナーや、ウサギ小屋なんかもあって、小さなお祭り気分だ。私は一番奥の入山コーナーへ吸い寄せられるようにたどり着き、知らない間に入山名簿に名前を書いていた。山登りは私の趣味でもあるからだ。放っては置けない気分なのだ。
 渡されたのは飲み物とティッシュ。多分、30分程度の散策コースだ。
 と思いきや、1時間経っても一向にゴールにたどり着けない。最初明るかった散策路も、次第と鬱蒼とした原生林に姿を変えた。すれ違う人が私と娘を交互にじろじろ見る。その中の一人が、「まだ半分も来てないぞ?」と声をかけてきた。

 だまされたか?

 確かにすれ違う人々は重装備だ。それに引き換え、私たちはジャージにTシャツ。リュックどころか水筒も持っていない。しかしいまさら後には引けない。娘には、もらった清涼飲料水を飲まないように指示を出し、気を引き締めて登山を再開した。
 娘が、「いつになたら水飲んでいいのお?」と聞く。「山頂に着いたらね」と私は答える。間髪いれず、娘はダッシュで視界から消えてしまった。子供の体力は化け物並だ。

 パートナーを見捨てたな(怒)?

 やっと山頂にたどり着いたのはそれから1時間後。娘は先に登頂に成功した別の家族の中に入り込み、お昼ごはんとお菓子をいただいていた。まぁ、そんな事だろうと思っていたよ。
 少し息を整えて周りを見渡してみると、遠方に利尻富士が見事に浮かんで見えた。実に幻想的だ。早朝や夕暮れ時はさぞかしすばらしい景色になるだろうとは思ったが、熊と出くわす危険性を考えるとちょっと尻ごむ。生活が落ち着いてからもう一度来ようと思った。しかし明日は筋肉痛で大変な一日になるだろうな(^^;

 少し、ピンネシリが好きになった。

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Posted by t@sora at 09:50│Comments(0)山村留学
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