山村留学で田舎暮らし

　浜頓別のメインストリートをクッチャロ湖方面へまっすぐ進むと、温泉で有名な北オホーツク荘が正面に見えてくる。

　この宿泊施設、幽霊の何匹かは飼っていてもおかしくないほどの寂れた建物だ。あまり入りたいとは思わない（笑）。しかし、町民にはなじみの施設で、思い入れのある人も多いだろう。ここで結婚式を挙げた夫婦もいたんじゃないのかな。しかし、12月何日かをもって、この施設は全営業を終了する。

　ふむ。

　それでいいのかい？

　確かに建物は古い。ボイラーもいかれ気味だ。けれど、メインストリートの正面の施設が閉鎖でいいのかなぁ。観光の町としてはかなり印象が悪いと思うんだけど。。窓に板を張られて、朽ち果てていくだけの施設が町のど真ん中にあるっていうのはねぇ。

　民間に公募はしたのだろうか？もちろん全国的規模で。多分まだだろう。まだまだ隠居をするには早すぎる施設だし、もっともっと有効利用できると思うのは私だけではないと思う。で提案が二つ。

　土地を他に用意して（余ってるんだから）、ここに技術も資産もあるワイナリーを誘致したらどうだろう？浜頓別は、冷涼な地域だが、フランスで言うとブルゴーニュ、シャブリが気候が似ている。また一からワインを造ろうと思ったら、何年棒に振るか分らないから、もう既に経験豊富なワイナリーを関東甲信越から呼んだらどうだろう。ブランド立ち上げを条件に。
　浜頓別にワインがあるのは知っている。でも弱い。どこの誰が関わっているのかよく知らないが、ネットで検索しても出てこないから、メトロポリタンでの知名度は致命的に低いだろう。メトロポリタンで知られていないと言うことは、物産としては無きに等しいと言ってよいのだ。浜頓別の誰が反論しようが、これは逃れられない事実である。極論で言えば、、、

　「浜頓別にワインはない」

　ということだ。

　私はワインが大好きなので、どっかのワイナリーが手をあげてくれないかなあと、今、切に願っている。ついでに転職したりして（＾＾；

　あるいは、温泉を最大限に利用した温泉療養所をオープンしたらどうだろう。長期滞在を前提とした、低料金な宿泊施設を最低限度の人件費で興すのだ。アトピーに良く効くと言う評判の温泉だから、アトピー患者の割引があってもいいかもしれない。「2食付で8千円オーバーのホテル」と言う考え方は棄てて、数ヶ月をワンサイクルにした、「温泉に入れるアパート」ってのはどうだろう。食事の世話まではできないが、材料調達と、調理補助の手伝いができる管理人が一人いればできるような気がするのだ。今みたいな人数は必要ないのは確か。夫婦で管理人を任せれば、旦那と嫁さんで、十分経営できるような気がする。

　あっ。これも転職できるなぁ。。。

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