山村留学で田舎暮らし

　人材派遣会社から連絡があった。看護婦の求人にだ。ほぼ1年半ぶりのアタリだが、まぁ、そんな簡単にはいかないだろう。

　広島からのアクセスとのこと。北海道の暮らしに不安があると言うから、ちょっとこの辺の説明をしてみよう。このページを係りの人から本人に伝えてもらうように頼んだから、読んでくれたら幸いだ。

　まず、職場の人間関係は抜群にいい。これは誇れるところだ。職場では看護婦不足で1年以上苦しい思いをしてきたから、あなたはきっとお姫様のように可愛がられるだろう（笑）。悪い虫もつくかもしれない（＾＾；　
　次に地域紹介。浜頓別は人口4500人。人の数より圧倒的に牛の方が多い町だ。過疎化と高齢化は進んでいるが、観光地としては完成されてなく、まだまだ発展の可能性のある町と私は思っている。
　これ以上の田舎があるのか？と思うほどの田舎だが、ガス、水道、電気はちゃんと通っているから安心して欲しい。私は「北の国から」の情景を想像していたから、家が水洗だったことにとても感動したくらいだ。
　北海道の都会といえば札幌だろうが、ここから札幌に行くくらいなら、稚内から東京に飛行機で飛んだ方がはるかに早い（笑）。マック、ケンタッキーなんかは近所には無い。とりあえずスーパーはあるから、都会とあまり変わらない値段で食料は手に入るだろう。
　治安は抜群によい。事件らしい事件は、ここ数十年聞いたことがないという。我が家も鍵をかけたことがない。だから、仕事から帰ってきたら、知らないおじさんと娘がトランプして遊んでたってことが、本当にある地域でもある（←これは逆効果か？）。
　あなたがもしもこの職場に来てくれたのなら、業務は本当に楽になる。今まで看護婦が一人で毎日残業をしていたところが二人体制になるからだ。お互い自然と時間にゆとりがもてるだろう。時間が出来る、ということは、余暇を楽しめる、ということだ。

　余暇。。

　山菜採り、釣り、ドライブ、カヌー、キャンプ。このあたりに趣味があれば、非常に有意義な北海道生活になることを約束しよう。っていうか、それ以外ないし（笑）。

　あなたが色々なことに疲れているなら、あるいは何か新しいきっかけを望んでいるなら、是非、この地に来て欲しい。今まで縛られていたことがすごくくだらなく思える出会いと景色を用意しておくから。

　期待しないで待ってるよ。

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