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2007年12月02日

途方にくれる前に

途方にくれる前に

 夕張市のような財政破綻団体が出るのを防ぐ目的で制定された「自治体財政健全化法」の指標により、浜頓別町は、夕張市、歌志内、上砂川に続いて第四番目の財政悪化団体と指定された。11月30日のことだ。

 のんきなことを言ってられる場合で決してなく、一人一人が切実に考える必要がある。今、切れるところを切らないと、決して誇張でもなく、夕張市と同じ道をこの町は歩むことになる。少なくても、今、同じレールの上を走っていることだけは確かだ。

 夕張市の破綻してしまってから行っている政策は、この町にとって大変参考になると思う。事前に同じことを習えば、先が見えるという理屈だ。個人の思いなどにかまっていられる場合ではない。一気に推し進める必要があるだろう。では、どんなことが考えられるか?

◆大赤字の病院のクリニック化
 毎年3~6億の赤字ということだ。別に人の給料を羨む気持ちなどさらさらないが、人件費で赤字なのは確か。現在でも名寄や稚内へ救急搬送している状況を考えたら、夕張のDr.のように、病院が予防に徹してその意識を町民に植え付けていくしかない。
◆学校統廃合
 市街地から離れている幾つかの学校を募集停止→廃校にして、教職員の人件費を削る。「でも人は減らないのでは?」と思われるかもしれないが、1,2年、新規採用をストップすればいいだけ。
 もちろん、地域からは猛反対を食らうだろう。自分が通っていた学校がなくなるのは寂しいし、町に活気がなくなるからだ。でもそれは「思い」だけであって、財政的には物凄く無駄なことなのだ。地域の学校がなくなってしまったら、私の娘の通う学校も当然なくなるわけだが、こういった「人の思い」というレベルの話ではもうない。
◆外貨獲得計画
 税収入を上げるためには、観光客に来てもらうか、何かを売るかの、この二つだ。色々な部門の予算削減の一方、こちらには新たに予算をつける。道の駅のような箱物は何億とかかるから論外として、何か考えて行動する必要がある。現に、先の「浜頓別町未来会議」では、観光と産業の苦言が一番多かった。
  他にもあげるときりがない。農業、林業、水産業にもてこ入れが必要だろう。そうして色々な施設の統合を推し進めて、人口が下限になる頃までじっと耐える。消極的な案かもしれないが、黙っていたら下限はなくなってしまう。
 「潰れたらその時はその時。札幌にでも引っ越すよ」などと考えている人が大多数なら、それはそれで私はもう何も言うことはないのだが。


 嫌われても憎まれても、変えられる未来があるならと思って、今日はこの記事を書いた。


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Posted by t@sora at 02:13│Comments(0)地域紹介
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