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2006年02月06日

翼竜も助走したに違いない

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 この土地にいると、人は自然と共存しているのではなく、自然を構成するごく一部の存在に過ぎないと感じることが多い。森を探索しているときに出くわす動物達の目が、「なんだ、お前?」という疑問符を投げかけてくる。

 近所に大鷲の森がある。文字通り大鷲、それとオジロ鷲が飛来してくる森だ。ウソタン砂金公園のすぐそばに、小さな看板が設置されているのだが、あまり有名とはいえない。検索しても出てこないし、ここに来たときに、誰かと会ったためしもないし。
 聞くところによると、これらの鷲は、一匹カメラに収めるのにも大変な、貴重な生き物らしい。
 らしい、というのは、実感がないのだ。なぜなら普通にその辺の枝に鈴なりでとまっているからだ。これだけわんさかいると、ありがたみも感じない(^^; 第一逃げないし。私のデジカメはコンパクトタイプで、あまり望遠も強くないが、普通に撮れる。もし、興味のある方は、ぜひこのウソタンの、「大鷲の森」まで来るといいだろう。このあいだ100まで数えてあきらめた人がいたなあ。

 この鷲たち、何をしているかというと、ウソタン川の鮭を狙っている。鷲の視力は秀でていて、人の8倍よく見える。1000メートル上空から、主婦の買い物かごに入っている干物を狙えるくらいだそうだ。見えすぎて困ることもあったりして(^^;
 近くで見ると、ずいぶん大きく感じる。目つきが怖い。目の色を特定していえないのだが、雰囲気は表現できる。「深い」。ゆっくり見ていても飽きないのだが、氷点下10℃では体が持たない。看板だけでなく、観察用の小屋くらい建ててくれないかな。暖房完備の(笑)。
 鳥にとって、体の大きさには限界があるらしい。コンドルあたりが目いっぱいで、それ以上になると、体重が重すぎて自力での飛行は無理ということだ。高いところから助走をつけるんだろうな、とちょっと想像してみた。ふむ。なるほど。ん〜、すると昔話によく出てくる、子供が鷲にさらわれたりとか、コウノトリが赤ちゃんを運んでくるとかいう話は、まぁ、やっぱりおとぎ話ということだね。

 

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Posted by t@sora at 07:54│Comments(3)田舎暮らし
この記事へのコメント
お久しぶりです日(*^_^*)
オジロ鷲・・・此処に越して来た時に枝幸近くまで飛んでるの探しながら走りましたよ。
それが枝に鈴なり・・・と聞いたら あの時の苦労は?って感じになります(笑

そちらに遊びに行きたいとは思ってるんですが、犬の出産間近と妹の引越しと たけの副業(これが1番厄介かな笑)とかでナカナカ予定が立てれません
モービルはいつまで乗れるのかなぁ・・・
Posted by ゲスト at 2006年02月06日 10:22
伊豆七島(?)にいた、アホウドリは助走をしながらでないと飛べない鳥だつたそうです。羽毛を取って大金を得るため人間がこのよたよた歩きのアホウドリを根こそぎ捕獲し、遂にはこの島から消えたとか。
オジロ鷲の1羽でしたらかっこいい!と思えるのですが、100以上にも群がった場所は恐いですね。ヒッチコックの「鳥」以上の恐怖感があります。
Posted by 北の旅烏 at 2006年02月06日 11:35
<ちゃちゃさん
副業ですか。代打ちに呼んでくださいよ(^^; 2チェ、はずしませんよ?
モービルは4月頃までOKだそうです。私はヘルメットがないので70キロぐらいが限度ですが、それでも相当気持ちいいです(^^v
<でも、ピークは過ぎたらしいです。もっとも私にはどれが大鷲で、どれがメジロ鷲かの区別がつきません。
Posted by ayappi at 2006年02月06日 15:06
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