山村留学で田舎暮らし

　渋谷に「壁の穴」というパスタ専門店があった。

　ここの「おじさんのアイドル」というパスタが大好物で、渋谷に行くと必ずこれを食べに通ったものだ。誰と一緒に行ったかなんて全く覚えていない（笑）。好ましくない相手とも行った記憶がかすかにあるが、このパスタの美味しさの前ではそんな嫌な気分も帳消し。ともかく私にとってはこだわりのメニューであった。
　
　私はパスタが大好き。とはいっても生パスタを打つ機会はまだない。
　アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノが私の基本。ニンニクとピュア・オリーブオイル、それと唐辛子だけで作るパスタだ。完成に至るまでは多岐の調理方法があるが、材料が少なく、常に同じ味を出せるまで結構な歳月が必要。ごまかしのきかない料理である。本家イタリアではお茶漬け的位置づけらしい。貧乏学生が、無い材料でおなかを膨らませるためによく作っていたので、「絶望のスパゲティ」とも呼ばれている。

　絶望ねぇ。。美味しいのに。。。

　ミートソース系はほとんど食べない。トマトが別に嫌いなわけではなく、ペンネ・アラビアータは私の得意料理だし、親友にはプッタネスカを馳走するのが私の流儀でもある。ミートソースだけが嫌いなのである。理由は不明。ただし、私の作るペンネは超、辛いし、プッタネスカはケッパーやオリーブ、アンチョビがこの辺では中々手に入らないので最近は人には作らない。今、昔の味を出せるだろうか？ちょっと不安だ。
　ホワイトソースものも大好きなのだが、人には滅多に出さない。バターと生クリームの熱の通し方が難しいし、玉ねぎを炒めたりすると、すぐソースが汚れてしまうから。手順も長く、急いでいるときにはやっぱり選択しないパスタかな。男ならニンニクと唐辛子！って感じ。
　ボンゴレは、ビアンコもロッソＯＫ。特に、コンソメスープを使ってスープ系に仕上げるのが好み。こちらもニンニクは欠かせない。イタリアンパセリは、このパスタのために栽培しているようなものだ（笑）。

　要するに、ニンニクが好きなんだろうね（＾＾；

　さて、利尻礼文にパスタ屋はあるだろうか（笑）？

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