2007年08月29日
燻製
大学での専門は運動生理学だが、3年の時は野外教育研究に籍を置いていた。そこで学んだのは、キャンプの技術と定義。
随分前、鉄砲水で川の中州に取り残された若者が、救助に来た自衛隊やレスキュー隊に向かって、「誰もお前らなんか呼んでない!」とか、「助けなんていらない!」とか言って救助を拒み、その様子が新聞やテレビで報じられていた。馬鹿を通り越している連中だが、命は命。助けてもらった命を、彼らは今どう使っているのだろう。
まぁ、こういったことは論外だとしても、本来のキャンプ技術と、現代のそれとでは、同じ行為なのだが、意味が全く変わっているものが幾つかある。その一つが燻製。
今はどうか分からないが、もともとキャンプ技術というのはサバイバルだ。ナイフ一本とライターとフライぐらいで、文明の利器がまったくない大自然の中でどうやって生きていくか?というもの。現代での日本では、それが教育の現場で使われたり、大人になったときの旅の技術として使われている。別にそれが悪いとか言ってるわけでないのだが、そんなキャンプ技術の中で、最近の流行である、「燻製」だけが、どうしても私にはスーッと入ってこない。特に「美味しい燻製の作り方」とかいう本を見ると、私の頭の中は、「?」マークでいっぱいになってしまう。
燻製は、「サバイバルの最中、偶然得た生肉をいかに長く保存させるか?」という技術ではなかったの?「正しい燻製の」というのなら分かるが、「美味しい」というのは違うのではないだろうか。
いや、美味しいに越したことはないし、燻製を美味しいと思うのも自由だが、高い肉を買ってきて、何日も野菜と一緒に寝かせて・・・って言うのは、それ、燻製の本来の意味を失っていると思うなぁ。そんなこと、サバイバルの最中に絶対出来ないもの(笑)。燻製に、完成度を求めても良いけれど、味を求めるのはどうなんだろう(??; いやいや、美味しいに越したことはないんだけどね。。でも、「このあいだ作った燻製、とっても美味しかった」というのは、ちょっと違うんだけど・・・。
我が家では、当たり前だが超貧乏だし、ある意味サバイバルでもあるから、偶然得た生肉は燻製にしてる(笑)。けど決してしたくてしてるわけじゃないよ(爆)?
ウソタンの川の中で働いていた時、山の方だけが雷雲で暗かったり、急に水がにごったりすると怖かったなぁ。
随分前、鉄砲水で川の中州に取り残された若者が、救助に来た自衛隊やレスキュー隊に向かって、「誰もお前らなんか呼んでない!」とか、「助けなんていらない!」とか言って救助を拒み、その様子が新聞やテレビで報じられていた。馬鹿を通り越している連中だが、命は命。助けてもらった命を、彼らは今どう使っているのだろう。
まぁ、こういったことは論外だとしても、本来のキャンプ技術と、現代のそれとでは、同じ行為なのだが、意味が全く変わっているものが幾つかある。その一つが燻製。
今はどうか分からないが、もともとキャンプ技術というのはサバイバルだ。ナイフ一本とライターとフライぐらいで、文明の利器がまったくない大自然の中でどうやって生きていくか?というもの。現代での日本では、それが教育の現場で使われたり、大人になったときの旅の技術として使われている。別にそれが悪いとか言ってるわけでないのだが、そんなキャンプ技術の中で、最近の流行である、「燻製」だけが、どうしても私にはスーッと入ってこない。特に「美味しい燻製の作り方」とかいう本を見ると、私の頭の中は、「?」マークでいっぱいになってしまう。
燻製は、「サバイバルの最中、偶然得た生肉をいかに長く保存させるか?」という技術ではなかったの?「正しい燻製の」というのなら分かるが、「美味しい」というのは違うのではないだろうか。
いや、美味しいに越したことはないし、燻製を美味しいと思うのも自由だが、高い肉を買ってきて、何日も野菜と一緒に寝かせて・・・って言うのは、それ、燻製の本来の意味を失っていると思うなぁ。そんなこと、サバイバルの最中に絶対出来ないもの(笑)。燻製に、完成度を求めても良いけれど、味を求めるのはどうなんだろう(??; いやいや、美味しいに越したことはないんだけどね。。でも、「このあいだ作った燻製、とっても美味しかった」というのは、ちょっと違うんだけど・・・。
我が家では、当たり前だが超貧乏だし、ある意味サバイバルでもあるから、偶然得た生肉は燻製にしてる(笑)。けど決してしたくてしてるわけじゃないよ(爆)?
ウソタンの川の中で働いていた時、山の方だけが雷雲で暗かったり、急に水がにごったりすると怖かったなぁ。
Posted by t@sora at 08:05│Comments(6)
│田舎暮らし
この記事へのコメント
魚釣りの写真を見てあの事かと勘違い。(^^;)
例の魚も薫製にすると美味しいですよ。
私は食べる専門で、したことないけど・・・。
例の魚も薫製にすると美味しいですよ。
私は食べる専門で、したことないけど・・・。
Posted by 北の旅烏 at 2007年08月29日 12:23
報告は出来ませんが、薫製にしましたよ(^^; でないと我が家は餓死してしまいますから(笑)。
海は秋味釣りの竿でいっぱいですね。ですが、仕事が忙しく、今年はやれそうもありません(>_<。。。
海は秋味釣りの竿でいっぱいですね。ですが、仕事が忙しく、今年はやれそうもありません(>_<。。。
Posted by ayappi at 2007年08月29日 17:00
ayappi様
必要から生じた「仕方ない」工夫に、あたらしい価値を見出して、それを楽しみに変えてしまうのも、また人間ですね。
私も昔「なにもいい肉を燻さなくても」と思ったりしました。
でも、ハムの下ごしらえ段階の「ピックルミート」。悲しいかな、旨いんですよ。
従が主になる。
こうなると、じゃあいい肉でやったらどうなるかな・・・となってしまう。
困ったモンです。
冬野
必要から生じた「仕方ない」工夫に、あたらしい価値を見出して、それを楽しみに変えてしまうのも、また人間ですね。
私も昔「なにもいい肉を燻さなくても」と思ったりしました。
でも、ハムの下ごしらえ段階の「ピックルミート」。悲しいかな、旨いんですよ。
従が主になる。
こうなると、じゃあいい肉でやったらどうなるかな・・・となってしまう。
困ったモンです。
冬野
Posted by 冬野由記 at 2007年08月30日 00:03
ぴっくるみーと。。知らんです(^^; うまいんですね?ハムの製造途中のものですか。チャーシューは作りますが、ハムは作ったことがありません。ちょっと研究してみますか(^^;
Posted by ayappi at 2007年08月30日 07:16
ayappi様
ハムは、まず、じゅうぶんに血抜きした豚肉を、塩水に漬け込みます。
塩漬けにするのではなく、塩水に漬けるところがミソです。
(中国ハムやいわゆる「生ハム」は塩漬けにする)
塩水の中で、時間をかけて肉が熟成し、ピンク色に変色してきます。
そうすると、肉の内部まで浸透した塩水のおかげでじわじわと旨みが増します。
これがピックルミートです。
これを茹でてから燻すとハムになります。
燻す前の熟成した肉は、調味料などなくてもほのかな甘みが染み出してきて・・・・
それが、ピックルミートなのです。
うう・・・書いててよだれが・・・
冬野
ハムは、まず、じゅうぶんに血抜きした豚肉を、塩水に漬け込みます。
塩漬けにするのではなく、塩水に漬けるところがミソです。
(中国ハムやいわゆる「生ハム」は塩漬けにする)
塩水の中で、時間をかけて肉が熟成し、ピンク色に変色してきます。
そうすると、肉の内部まで浸透した塩水のおかげでじわじわと旨みが増します。
これがピックルミートです。
これを茹でてから燻すとハムになります。
燻す前の熟成した肉は、調味料などなくてもほのかな甘みが染み出してきて・・・・
それが、ピックルミートなのです。
うう・・・書いててよだれが・・・
冬野
Posted by 冬野由記 at 2007年08月30日 21:15
しばらく時間が出来るから、ちょっと挑戦してみますか(笑)?
Posted by ayappi at 2007年08月31日 07:45
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